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あなたの考え、正しいですか?

「正義の反対は悪なんかじゃない。正義の反対は『また別の正義』なんだ。」

友人や家族、あるいは自分自身でもいいが、何か一つの問題が目の前に提示された時、その問題を解決に導く為に話し合いないし考え事をすることが僕らにはある。問題を解決するためにはどのような手法を用いればいいか、どのような手順で行えばいいか、その人なりの『解決策』を頭の中に導き出し話し合うだろう。

同じ悩みを共有した者や、同じ境遇に立っている者も同じように、その人なりの『解決策』を考える。

しかし同じ悩みを持っていようがどれだけ似たような境遇に立っていようが、その『解決策』はどれ一つを取っても同じものは存在しない。

例えば先日の話だが、同じ悩みを抱えた人間が僕の知る所で2人居た。プライバシー問題など近年では色々と物騒になっている為実名を表記するのは控え、その二人をAとSで表記することとする。


AとSはインポだった。

(※インポとは…勃起不全のことで男性の性機能障害の一種であり、陰茎の勃起の発現あるいは維持のできないために満足に性交の行えない状態、または性交時に有効な勃起が得られないため満足な性交が得られない状態、通常性交のチャンスの75%以上で性交が行えない状態である。勃起機能障害、勃起障害、より一般的には陰萎、(性的)不能などとも呼ばれる。)……wikipediaより参照

Aはごくごく普通の男だった。ただ少し人と違っていることがあるとすれば性的嗜好が他の人のそれとは一線を画していたくらいの、ごくごく普通の大学4回生だった。

違和感を感じ始めたのは半年ほど前、その日もAはいつものようにゲオへ赴き、ラーメン屋さんとかによくかかっている暖簾をくぐった。ただラーメン屋さんとは違い、お店の名前が書いてある暖簾ではなく18禁と書かれている方の暖簾だ。

この日Aは心躍らせていた。それというのも、今日は新しい世界へ飛び込もうと決めていたのだ。もうすぐ季節は春になり、新しい職場、新しい学校、新しい友達、などこれからの新しい環境に身を投げることになると思います。そんな時、確かに不安もあるでしょうがそれ以上にまだ見ぬ世界への期待の方が高く皆非常にドキがムネムネしていることだと思います。

この時の僕…じゃなくてAも同じ気持ちだった。まだ見ぬ世界へ想いを馳せていた。

暖簾をくぐりいつものように企画モノコーナーへ赴き『アクメ自転車がイクッ』シリーズを一本、新しい世界へ飛び立つにはやはり地盤を固めなければいけない。ここは己を見つめ直すべく今まで通りお気に入りを一本借りる。

次の一本も手堅く今まで通りの企画モノを手に取る。タイトルは忘れたが確か回転寿司で寿司ではなく女の子が流れてきて…とかそんなストーリーだったと思う。

そして三本目、これこそがあき…じゃなかったAの目的、これの為に1週間ほどオナ禁もした。何度も挫けそうだったが、パソコンに入ってあるアダルトサイトを全部お気に入りから外し、携帯のお気に入りからも削除した。正直な話、何度も諦めそうになった。だけど諦めそうになる度に今日のことを思い出し、今日の今日まで耐え抜いた。あきはやり遂げたのだ。

オナ禁の話はどうでもいいが、とにかく僕は早まる動悸を抑えつつ一本のAVを手に取った。


『悶絶!100時間連続電流アクメ!』


いや、少しだけ待ってほしい。ブラウザバックをするのはやめて欲しい。

正直な話申し訳ないと思ってます。おそらくこのブログは女性の方も見ているのではないかと思います。というか見てて欲しい。そんなπ読者であるお風呂上りの女子大生朱美(21)が「今日も更新してるわ」「あきさんってば素敵」「私あきさんとだったら一緒にソフトクリーム舐めてもいいわ!」とそんな気持ちでアクセスして、ブログを読んでみるとインポだのアクメ自転車だの書いてあるあげく『悶絶!100時間連続電流アクメ!』ですからね。普通黙ってパソコン閉じますよ。こんなの読むとか正気じゃありえないですからね。

流石にこれ以上の描写は読者数を減らすことになりかねませんから割愛させて頂きます。

端的に言うと、このAV見て僕はインポになった。

あ、間違えた。Aはインポになった。

『悶絶!100時間連続電流アクメ!』を見てからというもの、他のAVでは全くムスコが反応してくれなくなったのだ。この歳でインポだなんて本気で笑えない。何度も何度もムスコを起き上がらせようと必死にしごいた。これでもかっ!これでもかっ!!とお気に入りから外しておいたアダルトサイトへと赴き「アヒィィィィィ」とか「らめえええええええ」とかなんとか叫んでる女の人を見つめながら必死にしごいた。

だけど、駄目だった。僕の息子はウンともスンとも言わなかった。今まで僕のムスコは僕の言うことなんて聞かないヤンチャボーイだった。どこにいようと何をしていようときっかけ一つですぐに反抗してきた。そんな息子が、今では物言わず静かに僕に寄り添っている。嬉しい様な、寂しい様な、子供の反抗期が終わるのってこんな感じなのかな、なんてちょっとした親心を悟った気分になった。

僕はSに電話した。Sとは小学校以来の付き合いで、こんなことを相談できるやつは他に居なかった。

電話でこれまでの経緯を出来るだけ事細かに伝えた。新しい世界へ足を踏み入れたこと、その世界が自分にとって如何にセンセーショナルであったか、それからというものムスコが静かになったこと、それらを伝えるとSは落ち着いた声で僕に言った。

「お前もか…」

椎葉もインポだった。

あ、ヤベ、Sもインポだった。

しかもインポになった理由も僕とほとんど一緒であり、彼はスカトロに手を出してしまったらしい。スカトロのAVを見て、それから全く勃たなくなってしまい、勃たなくなってしまってからもう半年以上経っており、彼は僕の先輩にあたる人になっていた。

その後僕と椎葉はお互いの傷を舐めに舐め、お互い頑張ろうと決意した後電話を切った。

それから一ヶ月後に僕のインポは治った。何故治ったのかは分からないが個人的にはメンソールの煙草を変えたからではないかと睨んでいる。椎葉も病院へ行き薬を投与し続けたら治ったという。


話が長くなってしまったが、同じ原因で同じ悩みを抱えている同士でも解決策が同じとは限らない。

人の数だけ考えは存在し、解決策も存在するのだ。

以上のことを踏まえて良く聞いてほしい。

学校での話だ。

僕はゼミの仲間内からクズの称号を頂いている。こんなもん欲しくともなんともないしむしろいらないのだが、僕のゼミのメンバーに僕のことを聞くと「あきはクズ」「どうしようもないやつ」「あきは早漏」「しかもインポ」「死んでも困らない」とおよそ赤い血が流れているのかと疑いたくなるような答えが返って来ることだろう。

皆が言うには、僕は学習しないとのことらしい。

確かにそう言われてみると何回注意されても寝坊したり同じことを繰り返したり心当たりがありすぎて参っちゃうのだけど、死んでも困らないって言いすぎじゃない?ちょっと泣きそうだったよ?

しかし僕は問いたい。果たして学習することは本当に良い事なのかと。

確かに今の世の中、科学技術の発達によって随分と便利な世の中になった。外へ出なくても人とコミュニケーションも取れるし、わざわざ自分で食糧を育てなくてもコンビニやらスーパーやらで簡単に食料も手に入れることができる。この便利な世の中は過去の人たちが学習した結果とも言える。その点に関しては素晴らしいと思うし感謝もしている。

しかし、これを別の側面から見てみると必ずしも良い事だけではないように思える。

人間は大昔毛むくじゃらだった。その辺の猿とかチンパンジーとかと変わらず服なんて着ずに全裸で行動していた。昔は今より気温も低く、大変辛い生活であったと思う。そこで人類は学んだ。これって服着れば寒くないんじゃね?ということを。それから人類は服を着るようになり、体毛は抜け落ち地肌がグイグイ露出してきた。

その所為で寒さに対して他の動物より耐性が低くなってしまった。もし文明器機がいきなりなくなってしまった時、この世界で最初に滅ぶのはきっと人間だ。他の毛むくじゃらの動物は寒さなんてどうってことないが、人間は寒かったらきっとすぐ死んでしまう。

つまり人間は学習してしまったが為に自然の中で生きる力というものを手放してしまったのだ。

ここで僕はもう一度問いたい。学習しないということは本当に悪い事なのだろうか。

本当は学習するということこそが悪で学習しないということが正義ではないのか。

今一度皆に考えて欲しい。そしてもし周りに学習しない人がいても攻めないであげて欲しい。彼は彼なりに生きるためのことを考えているのかもしれないのだから。

人の考えは人の数だけ存在するし、それはどれもが違った考え方だろう。だが違うからといって間違えているということは無いのだ。正義の反対は『また別の正義』なのだから。

ただこれだけは言っておく。『悶絶!100時間連続電流アクメ!』は見ない方がいい。一度見て学習した僕が言うんだから間違いない。
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