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暑さが人を駄目にする


もういくつか寝ると、夏が来るらしい。そういえばここのところ窓を開けっ放しで眠ることが多くなった気がする。服もだいぶ薄い服を着るようになったし、本も薄い本を読むことが多くなった。本は関係なかったけど。


なにはともあれ、もうすぐ太陽の自己主張がとんでもなことになる季節だ。この季節、世の人々は暑さの所為かそれはそれは大胆な気持ちになってしまうらしい。


世の人間が一番疎ましく見えるのもこの時期だ。気持ちが大きくなると言うのか、自分の行動の一切合切を夏の所為にしてしまい、普段しないようなことを平気でやってのける。はっきり言って、異常だ。おそらく僕もその異常者の一人なのかも知れないのだけど。それも分からん。


夏の季節には様々なイベントが催され、本人の意思などおかまいなしに強制連行されたりなどが、街中のあちこちで見受けられ、やり場の無い怒りを間違えて気管に飲み込んでしまった時に無理矢理笑っているような、おおよそ笑顔とはかけ離れた笑顔をしている人が多い。


まあこれは夏だけに限らず年中無休24時間体制で全国のどこかしこで起こっている。まるでコンビニだ。


僕もこのような行事に誘われることもしばしばで、どちらかというと思う存分に楽しむサイドの人間なのだけど、夏はいかん、夏だけはどうにもいかん。



大体この手のイベントというのは幹事が一人ないし二人は必ずおり、参加メンバーの管理やイベント全体の企画、進行を任されるというおおよそ悪魔の所業かと間違うレベルの拷問を強いられるのだが、なぜだか僕はいつもこの幹事という損な役回りを任されることが多い。


本当に僕の周りは阿呆ばかりだ。せっかくの一年に一度しかない夏の行事を、あろうことかこの僕に任せるとはみんな頭の中にカマドウマでも飼ってんのか!?僕にみんなの夏の思い出を任せて、楽しい思い出を作れると本気で思っているのだろうか。誰がやっても楽しくなると思っているのだろうが、僕にかかればどうにもならん。


大学生活で幹事を任された回数は数えきれないが、完遂した回数は5回くらいだと思う。その中で楽しかったことは1回か2回くらいなもんだ。宝くじでも買ってた方がよっぽど楽しい思い出になるんじゃないかこれ。(ちなみに中止になった回数は10回を超えており、主たる理由は僕が音信不通であったことと、寝坊であったこと。)



話を戻すが、こんなに多くの行事をこなしてきた僕でも夏の行事は匙を投げてしまいそうな数多くあった。3回くらいはホントに投げた。


まず、話し合い。いつ、どこで、なにをするのかをみんなで話し合う大切な会議だ。これを決めなければ何も始まらない為、みんな一生懸命に自分のしたいことをPRする。だけど夏はそうじゃない。


あまりの暑さに思考回路が溶けてしまったのかと思うほどみんなテキトーなことしか言わなくなるのだ。僕が海に行く?と聞けばうーん、と頭をふわふわさせ、山に行く?と聞けばえー、とアンガールズみたいな顔をする。じゃあ何がしたいの?と聞けばなんでもいいよ、と答える。


もうね、普段怒ることなんて全くと言っていいほど無いこの海よりも深く、空よりも高く、宇宙よりも広い心を持ったまるで弥勒菩薩、いや、聖母と言われてもなんら不思議ではないこの僕もですね、怒りに身を任せてガゼルパンチからのデンプシーロールをカマして体制を崩した所を筋肉バスターでフィニッシュをかけ、どこぞのクソミソな公衆トイレに桃色ブリーフ一枚で放置しそうになる案件ですよ。


だけどそれをやったら色々と問題がありますからね、人付き合いが大切なこの社会ほんと我慢しなくちゃいけないこともありますから、このやり場の無い怒りを、間違えて気管に飲み込んでしまった時に無理矢理笑っているような、おおよそ笑顔とはかけ離れた笑顔をしてなんとかやりすごしましたよ。


結局、なんでもいいよと言われたから、どうせだったら自分のやりたいことするか、と思い「耐久イベント!朝から夜までアルコールツアー!!!」を企画したけど、全員からのボイコットを受け泣く泣く独りでお酒だか涙だか分からない液体をずっと啜ってました。




夏はみんな我儘になるから、あんまり好きじゃない。



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